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その日までアディオス・・・内藤哲也は何処へ行ってしまうのか!?

内藤哲也
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トランキーロの向こう側

2025年5月4日、福岡国際センター大会を最後に、内藤哲也選手の新日本プロレスへの出場が流動的となっております。年間契約を結ばず、いわゆる“フリー出場”の形を続けてきた彼ですが、いよいよ団体としても、今後の進退について決断を迫られるタイミングに差し掛かっているのかもしれません。

しかし、これが本当に「最後」になるかもしれないという状況にもかかわらず、彼に対して試合を申し込む選手、あるいはマイクでその名前を口にする選手のあまりの少なさに、寂しさを禁じ得ません。

あの内藤哲也選手です。制御不能というキャッチフレーズを体現し続け、試合で、言葉で、そして生き様で新日本プロレスの一時代を築いてきた男です。2024年の東京ドーム大会では念願のIWGP世界ヘビー級王座を戴冠し、団体人気の柱として、ファンの感情を揺さぶることにおいて右に出る者はいない存在でした。

その彼が、もしかしたらこのまま新日本を離れてしまうかもしれない――。にもかかわらず、今の新日本のリング上はどこか静かすぎる、冷静すぎやしませんか。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、高橋ヒロム選手は例外です。師匠がフリーになりつつある現状に対し、真っ先に危機感を表明しました。鷹木信悟選手も、内藤選手とのシングル戦績が1勝1敗であることを引き合いに出し、「決着をつけるべきだ」と挑発めいた言葉を投げかけました。ふたりの行動は、ある意味で“本来あるべき反応”です。仲間である前に、プロレスラーであり、競い合う存在であるという意識が感じられます。

では、その他の選手たちはどうでしょうか。なぜ、ここまで沈黙が多いのでしょうか。

今の空気を穿って表現するならば、「内藤選手がいなくなれば、そのポジションが空く」という考えが少なからずあるのではないかと疑ってしまいます。名乗りを上げず、事を荒立てず、あえて波風を立てないことで、自分の立場を上げようとする――。そんな事なかれ主義が、団体全体に広がってしまっているようにも見えます。

大体、何にせよ、声を上げる選手って、EVILや余やタイチなど決まっているし、寡黙でも誰よりも外国で闘っている石井智宏など、決まっているような気もします。

しかし、そうではないはずです。内藤哲也という選手は、単なるトップ選手ではありません。彼が築き上げてきたのは、試合結果だけで評価されるものではなく、観客の感情や記憶に深く刻まれる「物語」です。彼の存在は、団体の空気そのものであり、新日本プロレスが持つ“熱”を形作る重要な要素なのです。

今こそ問いたいのです。棚橋弘至社長は、このまま団体イチの人気と影響力を誇る内藤選手を、静かに見送るおつもりなのでしょうか。

棚橋弘至社長はカリスマとの縁ロードはどうなるのか、あるいは引退試合のために温存しているのでしょうか。

マスター・ワトは数年前の「新日ちゃんぴおん。」で内藤哲也をリスペクトしていると言ったことを記憶しているし、名乗り出てもいいのでは。

あるいは、もう全体会議で周知しているのでしょうか、もしや、AEWに行くのでしょうか・・・

いずれにせよ誰か、噛みついてほしいのです。強引にでも彼の足をリングに繋ぎ止めてほしいのです。闘いの舞台に戻すためなら、挑発でも構いません。憧れでも嫉妬でも、理由は何でもいい。

ただ「内藤哲也というレスラーと、いまこの瞬間に闘いたい」と手を挙げる者が、ひとり、またひとりと出てきてほしいのです。

内藤哲也というレスラーは、そうした“本気の感情”に火を点ける力を持った稀有な存在です。そして、そんなカリスマをプロレス界が、そして新日本が、静かに失っていくなどということはあってはならないと強く思います。

しかも、ここにきてジェフ・コブ退団と、驚きのニュースもあり、IWGP世界ヘビーもただ防衛回数を増やそう的な挑戦者ばかりです。

内藤哲也の次期シリーズも「フリー」としての出場が決まりましたが、このような新日本プロレスが続くんだったら、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンごと(パレハ別になるとしても)退団するのもいいのではないかと思ってしまいます。

ファンに迎合する必要はないと思いますが、面白いと思えないものを提供するのは、僕らが大好きな新日本プロレスじゃないと思わせてください!

追記

最新のブログ「内藤哲也電撃退団!!?」でも書いてますが、この結果、仕打ち?はないでしょう。

一体、この10年を、オカダカズチカと共に新日本プロレスを牽引してきたのは誰なのか、デ・ハポンの大合唱がしたくて、どれだけのファンを向かわせたのか、残念ですだけの言葉がファンが納得できないでしょう。