カリスマのコンディション
後楽園ホールに4人目の新たなハポン襲来。
異国の空気をまとったまま、聖地に現れ、IWGPタッグ戦に乱入!
最後はBUSHIが決めて、内藤哲也とBUSHIがIWGPタッグ王座初防衛を果たした。
KENTAがたむポーズを決めるなど、思わず笑ってしまう点も含めて見どころもあった。
けれども、リングを包んでいたのはやはり、内藤哲也という存在感なのだが、やはり動きが厳しい。
そのムーブ、その一挙手一投足から、コンディションの悪さがどうしても伝わってきてしまう。
批判ではない、事実として・・・全現役レスラーの中で最も推しの制御不能なカリスマを、誰が批判したいだろうか。
オリジナル技・正調デスティーノも、コリエンド式も決められない。
ロープを使った得意のジャンピング式DDTも、一度失敗するも、かろうじて決めたが、ジャックナイフ式の丸め込みなども出すことはなかった。
フィニッシュも敢えてBUSHIに決めさせているのか、それとも、決めてもらうしかないのか、そんな思いがよぎってしまうのも事実だ。
📢2.11後楽園バックステージ
— プロレスリング・ノア |PRO WRESTLING NOAH (@noah_ghc) February 11, 2026
KENTA「いろんな意味でちょっと悔しい試合になっちゃったな。まあでも、ここから内藤がどういう内藤でいれるのか、それを見るのも俺自身も楽しみだし。いや、ちょっと今日は悔しいな。また次からしっかり出直してきます」#noah_ghc #NJTL2026 pic.twitter.com/fMPVeb4Fb8
もしかしたら、新日本プロレス退団という大きな決断。その理由の一つに、年間150試合近くを戦い続けるには、無理があったのかもしれない。
何せ、ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンのメンバーだけは、他のヘビー級が休みでも、ルチャシリーズにも参戦していた。
制御不能を貫きながらも、誰よりも団体の最前線に立ち続けた男。身体に蓄積されたダメージは、きっと私たちの想像を超えている。
退団後の内藤は、自らが話していた通り、海外のリングを渡り歩きながら、自らのペースで闘いを選び始めた。
ドイツ遠征もその一つ。団体の枠に縛られず、それでも“ハポン”の名を掲げ続ける姿は、どこまでも内藤哲也だ。
LTJハポン増殖――その言葉は、単なるユニット拡大の意味ではない。場所が変わっても、環境が変わっても、内藤哲也という思想が増殖していくという宣言なのかもしれない。
いずれにせよ、次期チャレンジャーに征矢学が名乗りを上げ、防衛ロードは続いていく。
試合数を絞り、コンディションと向き合いながらも、リングに立つ以上は王者。そこに甘えはない。
今を大事にする内藤哲也だけに、現在のコンディションも含めてカリスマなのだろう。
完璧じゃない。万全でもない、それでもファンは、あの背中を追い続けてしまう。
だからこそ次期王座戦では、あの制御不能なカリスマが、デスティーノでリングを舞う瞬間を、デ・ハポン大合唱で会場が一体になる瞬間を願ってやまない!!