IWGP アニメとドラマでは違う魅力
小説にドラマに、漫画化もされている池袋ウエストゲートパークが2020年にアニメ化。
長瀬智也がマコトを演じたドラマ版がとても面白かったので、その流れで全て鑑賞。
主役のマコトも、Gボーイズのキング、タカシもドラマとは全然違います。
タカシは、ドラマよりも、非常に落ち着いてます(笑)
しかし、レッドエンジェルスのキョウイチは近いかもしれません。
池袋という東・西・北口とそれぞれが違う顔を持った場所で様々なことが起こります。
それらを池袋のトラブルシュータ―であるマコトがキングや仲間らと協力して、池袋の街を平和にしていく。
Gボーイズ冬戦争・後編で不意に流れた「忘却の空」
6話・7話でアニメで初めての前・後編のストーリー。
Gボーイズがキング派とナンバー2のヒロト(ナイト)派の二つに割れる。
ヒロトが下克上を狙うが、事件の本質は別のところにあった。
ストーリー自体も良かったですが、エンディングで、清春(Sads)の「忘却の空」流れます!
COOLなイントロから「乾いた風に吹かれ・・・」て聴こえてきたので、おおっ、すげー!(笑)
ドラマ版の面白オープニングで何度も聴いてきたドラマの顔が聴けるなんてうれしいサプライズ。
忘却の空のMVの雰囲気も憶えています。
清春の声が違うなと思ったら、”忘却の空 25th Anniversary Ver.”
結局「忘却の空」が流れたのは、この第7話オンリーです。
10話 野獣とリユニオン
日夜、池袋のトラブルシュータ―と果物屋の跡取り息子として働くマコト。
今回の依頼者は女性。兄が暴漢(少年)に襲われて、一生治らないであろう脚の傷を負わされる。
その暴漢が少年院から外に出てくる。
絶対に許せない! 兄と同じ目に遭わせたい。それで、マコトに依頼したというところです。
マコトはG-BOYSではないので、結構、平和主義。先ずは、相手をよく調べます。
すると、その少年は、実はいじめられっ子で常にそいつらに金を用意するように脅されていた。
そのために、元々、気弱な彼が切羽詰まって犯行におよんだ。
マコトは被害者である兄が今、加害者に対して、どう思っているのかを知りたい。
だから、妹に兄と合わせて欲しいと頼む。
兄は、同じ目に遭わせてやりたいが、それでは自分も社会的に抹殺される。
だから、直接会って話をしたいと言う。そいつが何故、あんなことをしたのか、理由を聞きたい。
被害者と加害者が対面
タカシが少年をG-BOYSに加入させるように動く。
そうすることで、彼を脅迫してる奴らを黙らせる。その引き換えに今回の被害者と加害者を会わせて、憎しみの連鎖を断ち切ろうとする。
二人は対面して、少年が犯行に及んだ理由を問いただす。
少年は自分が片親で幼少の頃からいじめられていたことを告白する。気の毒ではある。
しかし、事件は、お前がしたことは許されない。
タカシが少年に償いの答えを出せと話す。しかし、少年は只、泣き続けるのみ。
その少年を見た兄は、少年の境遇、経緯を聞き、自分の明日の為にも少年を許すことにする。
そのしるしとして握手をする。
許す事なんて普通に出来ることじゃない。その兄妹の未来がしあわせであってほしい。
G-BOYSとレッドエンジェルスの抗争
ここまで子供や、シングルマザー、外国人等、傷を負った人たちが池袋で生活していくの見てきまし。
アニメがドラマよりも原作の小説に近いのが分かります。
タカシ「レッドエンジェルスの動きが活発になってきた」と話す。
遂に、両チーム間で池袋の覇権を争う時がくる。
11話 サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)前編
キングとヒロトが揉めた時に、レッドエンジェルスが仲裁に入る。
それ以降、エンジェルスのメンバーが池袋で勢力を拡大。
池袋で幅を利かせ始めたころから、G-BOYSとの揉め事が多くなる。
元々は、両チームともヤンチャな少年同士の集まり。
火種が付けば暴れたくてウズウズしているのかもしれない。
そんななか、レッドエンジェルズのメンバーが何者かに殺害される。
遂に、両チームで燻っていた火花が大きく燃え始めてしまう。
リーダーのキョウイチはG-BOYSへ悲しみと怒りの宣戦布告。
マコトは今回の事件が本当にG-BOYSの仕業なのか、二人きりでタカシに問いただす。
しかし、キングは指示は出していない。
しかし、武闘派の誰かがやったのかもしれないともマコトに告げる。
二人の話す中、レッドエンジェルズのミツキが、いきなり拳銃でタカシを撃ってしまう!
撃ったミツキは逃げ出し、駆け付けた警官にマコトは犯人と認識されてしまい、反射的に逃亡。
マコトは完全に何者かに嵌められた格好。
その仕掛けたと思われる連中が実行部隊にマコトを消すように指示を出す。
そいつらが、誰かはこの時点ではまるで分からない。
実家の果物屋に戻ると、ワンボックスカーが突っ込んできて母親が巻き添えになってしまう。
G-BOYSとレッドエンジェルズ
マコトがどこに逃げてもG-BOYSは駆け付け、マコトを狙ってくる。
レッドエンジェルズの中でも穏健派でマコトが友人と思っていた磯貝も、完全な敵となる。
どっちつかずのマコトは両方から狙われる羽目になる。
サンシャイン通りを中心に池袋のいたるところで両チームがぶつかり合い、内戦状態が続く。
マコトは自身の情報網で犯人を追跡する。
マコトは情報屋から自身のスマホ内に追跡アプリがインストールされていると知らされる。
それに気づいたとき、不良少年の頃からの付きあいである刑事の吉岡に見つかってしまう。
任意同行中の車内で、タカシを撃ったエンジェルスのミツキが逃亡したこと知る。
これ以上犠牲者を出さないためにも、”安全な場所(警察署)”には行かない。
車を降りて事件を終息するために茨の道を選ぶマコトだが、それができるのか?
一気にレッドゾーンに突入し、エンディング「after song」がやけに切ない。
12話 最終回 サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)後編
黒幕は池袋進出を狙った関西の京極会だった。
Gボーイズとレッドエンジェルスを影で操り、両陣営を共倒れにするか、池袋を仕切る日高組にぶつける算段の京極会。
しかし、マコトのスマホにスパイウェアを仕込めるのは側近の人物じゃないとできない。
それが、果たして誰なのか。
タカシ(キング)を撃ったミツキも未だ行方不明。
キングであるタカシの意識が戻らないため、勝手に暴れまわり烏合の衆と化しているGボーイズ。
しかし、両陣営が西口公園での最終決戦を決定してしまう。
今までは、京極会がレッドエンジェルスに近寄り、拳銃を渡していた。
いつのまにかGボーイズまで拳銃が回ってきて、両者共倒れを画策する状況。
このままでは、更なる死傷者が出てしまう。
マコトは逃げながらも、どうしたらいいか考えるがGボーイズに取り囲まれてしまう。
万事休すと思ったときに、かつてのナンバー2である、ヒロトがマコトを救出。
裏切り者は誰だ
既に、Gボーイズを脱退し、蒲田でチームを組織していたヒロトも古巣の騒動を気に掛ける。
かつてシャドウに自分を襲わせたマコトをとりあえずは許し力を貸すと言う。
チームのキングらしくなったヒロトの援軍は心強い。
Gボーイズには日高組が付いてると思い込んでいるキョウイチ。
京極会のやり方に違和感はありつつも、更に拳銃を増やし武装を強化。
マコトは、レッドエンジェルスのナンバー2である磯貝に連絡をとる。
二人きりで会い、追跡アプリの件でカマをかけると、見事に引っかかり奴がスパイであることが判明。
虫も殺せないようなコミュ力抜群の磯貝が京極会の先兵だった。
しかし、磯貝はマコトの手腕を買っており、始末する前に手を組まないかと誘う。
磯貝は昔、池袋に住んでおり、学生の頃、いじめに遭っており、ほどなく関西に引越す。
そして自身の復讐のために、所属する京極会に池袋を制圧することを進言。
マコトを撃つ前に再び誘うが、裏切れないマコトは磯貝の拳銃を奪おうとするが失敗。
代わりに何発も銃弾を浴びてしまう。
キング復活
意識を取り戻したタカシはマコトの居所を聞くが誰も答えられない。
そして、西口公園での最終決戦が始まる直前にキングが現れる。
俺を撃ったのはミツキだと言っても、キョウイチ自身も磯貝に踊らされている。
タカシの言葉を信じようとはしない。
手負いのキングとキョウイチのバトルが始まる。
両陣営が開戦しようとする中、磯貝がマコトに真相を話したスマホの録音音声を西口公園のスピーカーを通して両チームに流れる。
IWGPはこのパターン多いです。
マコトは磯貝が持つ拳銃の実弾で撃たれる瞬間。
自身が携帯していた中身がペイント弾の拳銃にすり替えて九死に一生を得る。
やりとりの一部始終は、仲間のユーチューバーや映画監督に撮影し、今回の紛争終結の切り札とする。
さすが、顔が広すぎるトラブルシュータ―マコト。
俺たちはこの街が好きなんだ。
キョウイチは磯貝に激怒の一撃を見舞い、黒幕の京極会の吉松にはヒロトと日高組が落とし前を付ける。
なんとか警察の介入を遅らせるマコト。
その間に、両チームを説得にかかるマコト、「俺たちはバカだけど許し合えるハズだ!」
しかし、今回の内戦で傷ついたのはチームのメンバーだけでなく、一般市民も大きな被害を被っていた。
その中の一人の女の子の兄妹が負傷して救急車で運ばれていた。
その女の子が、涙を溜めて刃物を立ててタカシに向かってくる。
タカシは余裕でかわせるのにかわさずワザと刺されてしまう。
既に満身創痍・・薄れゆく意識の中、タカシはマコトに言う。
タカシ「自分にもしのことがあれば、マコト、お前がGボーイズのヘッドになれ、面倒なんて言わせない」
After….
警察が来た時には、西口広場に両チームはおらず散開。
磯貝は逮捕される。
この騒動でレッドエンジェルスは解散、キョウイチは池袋を離れる。
タカシは、意外に軽傷だったようで助かる。さすが池袋のキング。
マコトの母も回復して良かった。
都心の北西にある大きな街。
マコトが叫ぶ「池袋は最高だ」
全12話。ドラマとは全く違うテイストでオリジナルとして楽しめます。
長瀬智也がマコト。窪塚洋介がタカシ役のドラマ版
ドラマ版:本放送2000年4月14日~6月23日
スペシャル版:2003年3月28日「スープの回」
池袋西口公園を舞台に主人公のマコト。
マコトが、G-Boys(カラーギャング)のリーダーである、通称キングことタカシらと協力して、数々の事件を解決していく。
笑いあり、バイオレンスありと話もテンポ良く、登場人物も皆、格好いい。
マコトがガラケーに根付けストラップを何十本もジャラジャラ付けていて、着信音が”Born to be wild。
マコト人気者なのでよく鳴ってました(笑)
各回のサブタイトルも凝っいます。
第1回「イチゴの回」。第4回だと「しいたけの回」と、数字にちなんで語呂合わせしてました(笑)
サッズの「忘却の空」の主題歌が最高の組み合わせ。
サッズ(Sads)としても最大のヒット曲となります。
タカシはドラマとアニメじゃ全然違う! まるで、別人のよう(笑)
ドラマのたかしは、マコちゃ~んて感じですごい緩くて、普段着は白のタンクトップとラフな着こなし。
しかし、キレるととんでもない暴れ方をする。
逆に、アニメのタカシは常にクールで冷静沈着。
でも、キレたらヤバすぎるのは同じ(笑)
マコトはドラマもアニメ版も、キング程は変わりません。
アニメの開始時の取材で、窪塚洋介は話します。
「どちからといえばドラマ版が原作のスピンオフみたいな感じなので、アニメは別物と思って楽しんでほしい」
アニメとドラマの両方を観ると、それぞれの面白さが随所にあって楽しいです。