隠れたサイバー名作と思いたい
最近では、Amazonプライム・ビデオ(第1話は見れそう)や地方ローカル局などで、最新作から懐かしい名作アニメまで、多種多様な作品が手軽に楽しめる時代になってきた。
『ガンダム』シリーズはもちろん、『マジンガーZ』や『宇宙戦艦ヤマト』といった往年の名作も、さまざまな媒体で視聴可能となり、過去の名作に触れる機会が大きく広がっている。
そんな中で、ふと頭をよぎった作品がある。
「機甲警察メタルジャック」
1991年にテレビ東京系列で放送されていた全37話のロボットアニメで、ジャンルとしてはサイバーパンクやメカアクションに属するものの、放送当時からあまり目立った存在ではなかった。
正直、今でもこの作品を知っている人は少数派だろう。マイナーな部類に入ることは否定できないが、それでもこの作品には、語られるべき魅力が詰まっている。
まず設定がユニークだ。近未来の東京を舞台に、テロ組織によるサイバー犯罪が横行する中、それに対抗するために創設された特殊部隊「メタルジャック」が活躍する。
主人公たちは、一度は命を落としたものの、サイボーグ手術によって蘇生され、メタルジャックとして生まれ変わる。彼らが高性能なメカスーツを装着し、悪と戦う様子は、いわゆる「警察×ロボット」の王道的な組み合わせながら、当時としては新鮮だったし、悪の組織が「イド」という名前もなかなか・・・
#メタルジャック#1991年#4月8日
本日4月8日、34年前の今日「機甲警察メタルジャック」の放送がスタートしました。
『鋼の輝き浮世の闇に…』『流れる悪事の足音聞かば…』『討ちてしんぜよう、我らが役目』
『機甲警察メタルジャック!!』 pic.twitter.com/gheFsXTjgJ— UN-105X (@masahashi17) April 8, 2025
また、見逃せないのがオープニングテーマ「JUST DREAM ON」も、これがまた非常にカッコいい。
疾走感のあるポップなロック調で、聴きやすさに爽快感もある名曲だ。
まさにカラオケで歌いたくなるような、アニメファンなら一度は聴いてみてほしい名曲だ。
特に、サビのJUST DREAM ON オレたちは新しい~とか自分で言っちゃうところもいい(笑)
ところが、これまたカラオケに収録されているのを見たことがない。
名曲なのだが、知名度は、視聴率や玩具売上に比例するのかもしれない。
ロボットものでのお馴染みイベントである、中盤以降のパワーアップした「ハイパーレッドジャックアーマー」とてもクールで、バーストライザーって言葉は何故かよく憶えている。
撮影してなかったやつそのさ
MODEROIDよりハイパーレッドジャックアーマー!
アニメ『機甲警察メタルジャック』より登場した最強のジャックアーマー。
ぶっちゃけ記憶に引っかかるぐらいでしか覚えてないんですが、デザインがとにかくツボではありました。 pic.twitter.com/MrMmPq3dZG— いがどん (@IGA_RX78) December 30, 2024
シルバージャックアーマーの「ブリザードビーム」の何か、某ダイヤモンドダストみたいでいいんだよなぁ(笑)
それだけに、今この作品がもっと多くの人に知られてほしいと思う・・・いや私自身が見たい(笑)
課金要素が少ないAmazonプライムやTVer(は無理だろう)で配信されたら、“掘り出し物”として再評価されるに違いない。
あるいは、地方ローカル局の深夜枠で再放送でもされれば、ノスタルジーに駆られてファンが増えることだろう。
「機甲警察メタルジャック」は、確かに知る人ぞ知るマイナー作品かもしれない。
だが、その中に光るセンスと情熱が宿っていることは間違いないだろう。
いつかプロレスラーの入場曲として、「JUST DREAM ON」を使用しないだろうか。
JUST DREAM ON 自分自身を信じろ JUST DREAM ON 心の翼広げろ JUST DREAM ON 未来を手に入れるんだ JUST DREAM ON 心を通わせるんだ~
サビの部分なんて、コーディやランディ・オートンの曲みたいに観客と一体になれそうな気がするんですよね。