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【黙示録の四騎士】第197話 じぃじの願い 感想

黙示録の四騎士
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ディドォラも同じ

黙示録の四騎士において、少年パーシバルの旅は、仲間との絆、信念との向き合い、そして“家族の想い”に導かれるものである。

その大切な一人が、最愛の祖父であり師である“じぃじ”、バルギスの存在だ。

 

長い旅路の中で、二度と会うことはないであろうじぃじとの再会は突如として訪れた。

幻か、敵の策略か。キャメロットの呪術の可能性も疑う中、パーシバルの前に現れたじぃじは、確かに“本物”だった。

その姿に、パーシバルは一瞬戸惑うと、涙を流す。

最初の仲間ドニーたちの助けもあり、ようやく叶った再会だった。

幼い頃から「悪しきを挫き、弱きを助けよ」と教え続けたじぃじ。

その言葉は、パーシバルの心の核となり、どんな苦境にあっても彼を支えてきた。

そんなじぃじは、再会の喜びの中で、意外な頼みごとをパーシバルに託す。

それは、同じ“孫”でありながら、闇に堕ちた存在──ディオドラを救ってやってほしいというものだった。

ある意味で、同じ血を引き、同じ希望を与えられたはずの者が、今は敵としてパーシバルの前に立ちはだかろうとしている。

次なる戦いの相手が、そのディオドラであり、じぃじの願いは、心の闇な堕ちたディオドラをパーシバルに救ってほしいと。

 

戸惑い、迷うパーシバル。しかし、彼の心にはあの日、祖父から教わった言葉がよみがえる。「悪しきを挫き、弱きを助けよ」。

闇に堕ちたディドォラこそ、助けを必要とする“弱き者”ではないか。

そう考えたパーシバルは、頷き、祖父の願いを胸に刻む!