フードの男は誰なんだ
545話が、とにかく情報量の多い回だった。
未来からやって来たキン肉マングレートが、ついにファナァテイックの根城へ到着。
しかも、このグレート。
ただの「未来から来ました」ではない。
時間超人に関する情報をしっかり持っていて、なんと生まれたばかりのジ・エテルネルのことまで知っている。
「未来の情報を持ってます」
いや、それだけじゃないんですよ。
お前、未来のエテルネルまで知ってるのかよ!
というレベルの情報量。
さらに重要なのが、刻の神をはじめとする時間超人サイドも、キン肉マングレートを「時間超人」と認識していること。
ここも大きい。
グレートが未来から来たことは、今後の時間超人編そのものに関わってくる可能性が高い。
いや、未来から来た男が敵陣に乗り込んでるんですよ。
普通なら、
「未来のことを教えてくれ!」
となるところですが、
「よし、エテルネル倒しに行くぞ!」
となる。
行動が早い。
未来の時間超人、せっかちなんですよ。
ところが、そのグレートを止める男が現れた。
「まだ早い」
そう言わんばかりに、グレートの前に立ちはだかり、放った技が――
レッグ・ラリアート!
出ました。
いや、これは熱い。
何しろレッグ・ラリアートといえば、我々キン肉マンファンには、どうしてもあの男が浮かぶ。
そう。
ラーメンマン。
しかし、ここで問題が発生する。
ラーメンマンなのか?
それとも――
モンゴルマンなのか?
ここが今回最大の謎である。
公式設定でもレッグ・ラリアートは、ラーメンマンとモンゴルマンの両方の得意技として扱われている。
つまり、
「レッグ・ラリアートを使ったからラーメンマン!」
とは断定できない。
証拠が強すぎるようで、実は決定打じゃないんですよ。
しかも、モンゴルマンといえば、正体はもちろんラーメンマン。
霊命木で作られたマスクをかぶり、植物状態だったラーメンマンが、別の姿として戦ったのがモンゴルマンだ。
だから、
「ラーメンマンか?」
「いや、モンゴルマンか?」
という問いそのものが、ある意味では、
「ラーメンマンですか?」
「いや、モンゴルマンです」
「いや、それラーメンマンじゃん!」
という、ものすごくややこしい話になる。
でも、今回ここで重要なのは、単純に正体が誰なのかだけではない。
むしろ気になるのは、
なぜ今、このタイミングで“あの姿”なのか?
ということだ。
モンゴルマンには、ラーメンマンとは違う意味がある。
公式サイトでもモンゴルマンの異名は、
「救世主(メシア)」
とされている。
これですよ。
今回の展開を考えると、ここが非常に気になる。
未来から来たキン肉マングレートが、時間超人の本拠地へ乗り込む。
しかし、まだ早い。
そこで謎の男が現れてグレートを止める。
つまり、この男は単なる乱入者ではなく、
グレートが進むべき未来を知っている側の存在なのではないか?
そう考えると、「救世主」と呼ばれたモンゴルマンの姿で登場する意味が、一気に重くなってくる。
もちろん、現時点では断定できない。
フードを被っている以上、正体を隠していること自体が重要な演出だろう。
そして背格好、技、登場タイミング。
ここまで揃ってくると、
「いや、ラーメンマンだろ!」
と思わせておいて、
「実はモンゴルマンでした」
という可能性も十分ある。
ゆでたまご先生、こういうところで読者を焦らすんですよ。
「ラーメンマンですよ」
「違います」
「じゃあ誰だよ!」
「メシアです」
いや、もっと分からなくなったわ!
ただ、個人的には今回の「まだ早い」という行動が非常に気になる。
キン肉マングレートは、未来を知っている。
そして、そのグレートですら知らない何かを、この謎の男は知っている可能性がある。
もし、この男がラーメンマンだとすれば、未来のグレートを止められるほどの情報を、どこで得たのか。
もしモンゴルマンだとすれば――
救世主として、再び歴史の表舞台に現れた理由は何なのか。
だからこそ、この一発には「正体を匂わせる」以上の意味があるのかもしれない。
いずれにしても、546話はここから先も面白い。
未来から来たキン肉マングレート。
生まれたばかりのジ・エテルネルを知る謎。
時間超人側からも時間超人と認識されるグレート。
そして、そのグレートを止めた謎のフード男。
役者が揃ってきた。
そして読者の頭の中には、たった一つの疑問が残る。
「お前……ラーメンマンなのか?」
いや、待て。
「モンゴルマンなのか?」
さらに言えば、
「メシアなのか!?」
ここから先、フードが取られる瞬間が楽しみで仕方がない。
その顔がラーメンマンなら、
「やっぱりラーメンマンだった!」
となる。
しかし、そこにモンゴルマスクが現れたら――
「そっちかーーーい!」
となる。
そして、もし読者の予想をさらに裏切る存在だったら?
……もう、それはゆでたまご先生の思うツボである。
果たしてフードの男は誰なのか。
ラーメンマンなのか。
モンゴルマンなのか。
それとも――
“救世主(メシア)”として、新たな役割を背負ったラーメンマンなのか。
次回、フードの中身に注目である。
……しかし、レッグ・ラリアート一発でここまで考察させる男、なかなかいませんよ。
さすがラーメンマン。
……いや、モンゴルマンか。
どっちですか!!
そして、グレートは正体を隠しているフードの男さえ知っていて、まして過去にも強烈な技を受けたことがあるようだ。
そして、思い出を懐かしむように大粒の涙を流す。
しかし、ここでファナティックの凶行を止めないと、多くの強豪時間超人が誕生していくと話すグレート。
ファナティックを今一度、おびき出すにはエテルネルを倒すしかないと考えるグレート。
だが、フードの男は言う。
「今、お前の心はザラついた復讐心だけで満たされている・・・」
キン肉マンと共に闘ったことを思い出せと。
グレートを宥めた後、フードの男は決意した。
エテルネルとは “私がやる”と、やはりグレートが心の師とも言う、この超人は救世主、あのメシアなのだろうか!?
前回はこちら⇩⇩


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