ユニコーン VSユニコーン2号機バンシィ
ラプラスの箱の最終座標として示された、インダストリアル7。
ビスト財団がある場所であり、バナージ・リンクスが住んでいた工業コロニー。
灯台下暗しならぬ、コロニー下暗しとなった(笑)ラプラスの箱の在処。
しかし、重装備を追加したフルアーマー・ユニコーンの前に、黒いユニコーン2号機、リディ・-マーセナスが操縦するバンシィが出現。
嫉妬と怨念の塊と化したリディが、バナージを襲撃し、バナージへの怒りと自身の不甲斐なさから、遂にNT-Dを発動させ、金色の獅子となる!
そこに、ネェルアーガマが拘束の際に恥をかかされたアンジェロ・ザウパーも参戦し、キレまくってる。
更に、まだ自身の負傷も癒えず、クシャトリア(リペアード)の整備も最低限の状況でマリーダ・クルスも出撃する。
ガンダムUCは、最高の作画と音と演出で何十回見ても、見飽きない作品です。
リディ、何てことをしてくれたんだ!
ユニコーンガンダムは袖付きの手練れである敵モビルスーツのズサやガ・ゾウム、ザクⅢ等に峰打ちばかりを繰り返すバナージだが、その緩みがアンジェロのトラップに掛かってしまう。
そして、ユニコーンを先にいかせ、バンシィの相手をするマリーダは、微笑みにも見える眼差しで、ビームマグナムの閃光で生命を散華する。
多くのキャラクターが散っていく中で、マリーダ・クルスには、ジンネマンの為にも生き残ってほしかった。
ララァ・スンが散華した時のような・・・・
リディ・マーセナスは、絶対にやってはいけないことを、取り返しのつかないことをしてしまった・・・
せめてもの、贖罪としてバナージと共に、人知を超えた存在、フル・フロンタルへ立ち向かう。
バナージを失ったことによる感情のリミットをブレイクしたバナージにとって、アンジェロのローゼン・ズールは何もできず、アンジェロの精神共々自滅する。
オードリーとバナージはラプラスの箱の答えへ
遂にラプラスの箱の正体と箱を守護してきたものと遭遇する二人。
その真実は、宇宙世紀のはじまりと、ニュータイプの存在が大きく関わっていた。
そして、ラプラスの箱へ、シャア・アズナブルの亡霊と称される、フル・フロンタルも辿り着く。
宇宙世紀100年の祈りを紡ごうとする、ミネバ・ザビ(オードリー・バーン)とバナージ・リンクス。
ラプラスの箱を今更、外に出す必要はなく、消去すべきだとする、フル・フロンタル。
互いの思想が交わることはなく、これ以上の犠牲を増やさないために、バナージと、リディはフロンタルと最期の決戦に出る。
ユニコーンとネオジオング 時空を超える
フル・フロンタルの愛機、シナンジュが器となり、超絶巨大モビルスーツ・ネオジオングの合体。
脚なんて飾りなのは、初代ジオングと同じ(笑)
ユニコーン・バンシィ 連合と、ネオジオングの決戦、互いのモビルスーツの性能を極限まで引き出し熾烈を極める。
オールグリーンと化したユニコーンは無双状態の様相を呈すが、バナージとフロンタルの戦いは、目で見える戦いから時空を超える。
二人は、宇宙世紀の始まりから、一年戦争~アクシズショックと宇宙の刻の果てまで突き進む。
宇宙世紀史上初めてのニュータイプの完成形を見る?
バナージが自分の出来うる限りのことをやる中で、ミネバもザビ家の遺児として為すべきことを成す。
マーサ・ビスト・カーバインとローナン・マーセナスは、ラプラスの箱、ユニコーンら、存在自体を全てを無に変えようとコロニーレーザーを照射する!
バナージは、ユニコーンガンダムで、インダストリアル7,メガラニカ全体にサイコフィールドを展開して、コロニーレーザーを受け止める姿勢をとる・・・そして、リディが乗るバンシィもレーザーの盾となる。
その時、マリーダがバナージに問いかける。
「お前は光だ。哀しみすら糧として道を照らせ、姫様と二人で・・・」
そして、それでも!と言い続けたバナージ・リンクスと可能性の獣・ユニコーンガンダムが奇蹟を繋ぐ。
バナージ「オードリー・・・」
ユニコーンガンダム 1巻~7巻を観終えて
特に、2巻、4巻、7巻は何度、見たか分からないぐらいに、日本語や英語の声優でフレキシブルに観てます(笑)
もし、ガンダムシリーズを無人島に一つだけ持っていくとしたら、迷わず、ユニコーンガンダムを選びます。
ファースト、ゼータ、ダブルゼータ、逆襲のシャアの集大成であり、ユニコーンガンダム独自の面白さを持つ最高の作品だと思ってます。
それでも、それは2021年上半期までの見解、感想です。
この先、それ以上の機動戦士ガンダムがきっと出てくるであろうと楽しみに、新しいガンダムを見続けます。
ブログを書くにあたり、もう一度、見直した時、バンシィのNT-Dの光も、金から緑に変わっていたことに気付きます。