新日本のベストアルバム的な試合
内藤哲也対棚橋弘至のシングルマッチは、昨年のG1公式戦も行われ、G1以外でも実現頻度の多い新日本プロレス平成以降のヒストリーを凝縮した様なシングルマッチだ。
G1CLIMAX33では、同ブロックの最終戦、しかも両選手共にブロック突破の可能性を含む大注目の激突となる。
星取り的には、ジェフ・コブが8点(4勝2敗)を上げており、後を追う内藤、棚橋、ザック・セイバーJrの全員に勝っており、直接対決理論でも1位通過、最低でも2位通過は間違いないでしょう。
内藤とザックは共に8点でトップと同率となるが、内藤はザックに勝利しているので、8点がブロック突破のラインとなった時、内藤が勝ち抜きとなる。
最も苦しいのが棚橋であり、3勝3敗のため、自力突破は最早無く、内藤に勝つのは絶対であり、後は、運に任せるしかないと言える。
棚橋は今年、ALL TOGETHERのメインや、米国でオカダカズチカのIWGP世界ヘビーに挑戦と、大車輪の活躍を見せている。
しかし、常時、シリーズでベルト争いやトップ戦線にいるかと言われれば微妙である。
それでも、疲れを知らない男にとって、年齢も関係ない!と言うと思うが、棚橋の年齢で常に注目を集め、G1でも優勝を期待されるのはスゴイことだ。
今の棚橋の年齢の時、ミスター永田裕志はG1勇退を宣言していたのではないだろうか。
憧れであった棚橋を東京ドームでの試合を始め、何度も介錯している内藤だが、それでも二人は闘いで廻りあう。
逸材はレインメーカーとのライバルストーリーもあり、それだけトップ戦線で闘い続けている証明だろう。
内藤「俺の次戦は8/9、アクトシティ浜松大会での棚橋弘至戦。さぁ棚橋選手、コンディションはいかがですか?(中略) 俺は楽しみにしてるんだよ棚橋。アクトシティ浜松で、あなたとできるシングルマッチをメチャメチャ楽しみにしてるんで期待を裏切らないでくださいよ」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 5, 2023
昨年のG1では、制御不能なカリスマに太陽の天才児が勝利した。
今年のG1では、内藤がリベンジし、ブロック突破を決めるのか?
それとも、棚橋がまたも勝利し、僅かな可能性に望みをつなぐのか?
答えは、トランキーロ~8.9 静岡浜松大会で知ることになる!!