金よりもジョーが倒すべき相手とは・・・
いつまでも対戦決定に煮え切らないジョー陣営に対し、丹下ジムに直談判しにきた金竜飛と元コーチ。
目の前に現れた金に、団平を殴られたお礼参りとばかり、ジョーは殴り返そうとするもコーチが割って入る。
そして、東洋太平洋タイトルマッチは決定的となり、3週間後に雌雄を決することとなる。
場所は大相撲の聖地・両国国技館の前身・蔵前国技館!
しかし、今回の最大の敵は、目の前の冷徹なコンピューターと言われるより金よりも、減量苦が重くのしかかっている矢吹丈。
破天荒なジョーの管理は大変なれど、殆どの試合で浮足立っている丹下段平はまたもジョーの苦悩にも気づかずじまい。
代りに白木葉子は身体の大きくなったジョーに気付くも、相変わらず葉子の助言には聞く耳は持たず。
プロボクサーでありながら、軍にも所属している金竜飛の試合データは殆ど入手できず、金の必殺技と言える “舞々(チョムチョム)”も謎に包まれたままの状態。
そして、東洋太平洋タイトルの挑戦者、矢吹との試合が3週間後に迫っているに関わらず、自分よりも二階級も上、ライト級の日本人選手と試合をする!余裕を見せる金竜飛陣営。
金の余裕の試合展開であり、いつでも倒せるのに熱くはならず、コンピューターの様に冷静に試合を運ぶ金を見て、とにかく熱くなり墓穴を掘りがち(笑)のジョーの冷たい汗をかくだった・・・
カーロス戦後ぐらいから、ジョーの減量がクローズアップされ、この試合前から直前がピークだっただけに、金との試合の凄まじさはよく憶えてます。
そして、冷静と情熱の間を併せ持つ金竜飛に対し、ジョーの燃え上がる炎の様なボクシングは通じるのか!?