大晦日 除夜の鐘対決
12月31日 午後11時半という昨今の総合格闘技の大会を先取りしたような後楽園ホール決戦。
原作では後楽園球場だったと思いますが、アニメでは後楽園ホールと二人の対決にしては余りにも箱が小さすぎる会場。
その後楽園球場も、東京ドームになってから30年近く経過しています。
タイガー尾崎戦以降、本来の試合が出来ず、苦悩していたが、ファンはジョーに期待して止まない。
無冠の帝王 カーロス・リベラ、世界戦を蹴ってでも実現させたジョーの試合、絶対に負ける訳にはいかない。
両者第1ラウンドから目一杯打ち込んでいる・・・様に見えたが実際にはカーロスはまだ試運転の状況。
そして、2ラウンド目、カーロスの本気がジョーからファーストダウンを奪う。
しかし、ジョーも伝家の宝刀、十八番のクロスカウンターでカーロスを射抜き、ダウンを奪い返す!
ジョーのロープ際の魔術が破られる!
しかし、クロスカウンターは、スパーリング時にも受けているだけに、セコンドのロバートは何をしていると問い詰めるが、カーロスは敢えて受けたと余裕を見せる。
その余裕はホンモノで再度、クロスを狙ってきたジョーへ、左のアッパーカットを完璧に決める!
矢吹丈のダメージは激しいが、それでも最高の本物と闘えている喜び、闘志がそれを大きく上回る。
ジョーは、体制を立て直すべく、カーロスをロープ際に誘いこむ。
ジョー「カモン、カーロスってね・・・」
誘いに乗ったカーロスへ、ロープの反動を利用した強烈なボディブローを打ち込み、地獄よりの使者を彷彿させる。
この攻撃には面食らうも、カーロスはすぐさまお返しに、ジョー頼みの綱のロープワークを抑えつけることで、跳ね返らない “鋼鉄の棒” に変えてしまい強烈なアッパーで場外迄、ジョーを吹っ飛ばす!
本放送:1980年12月22日 視聴率:8.3%