内藤哲也から5年振りの勝利
2022年7月24日 G1CLIMAX32 大田区大会で棚橋弘至vs内藤哲也の公式戦が実現。
ここまでのシングルの対戦成績は内藤の8勝7敗1分けと、数字で見ると一進一退ですが、ここ5年余りは内藤が常に勝利しており、後輩が先輩に追いついて、星がタイに並ぶプロレスあるある(笑)
両選手共に公式戦初戦は敗退、ここで連敗すると全6戦の為、ほぼほぼ自力優勝は無くなります。
前哨戦から、内藤哲也は逸材に対して絶対の自信を持ち、寧ろ、最高のパフォーマンスで来て欲しいと発破を懸ける。
一方の棚橋は、悲壮感とまではいかずとも今年のNJCも含め、連敗中のため厳しい状況。
只、今年の逸材はIWGP USヘビー級を再び奪取し、AEWの暫定世界王座戦にシカゴで挑戦するなど国内外で活躍してるだけにどれだけ活きてくるかが勝敗のカギになりそうです。
試合は内藤が棚橋の髪を掴んだり、蹴とばしたりと珍しく感情的になり、それに呼応するように逸材も気合を入れて、ドラゴン張り手で内藤を制止する。
内藤は、おそらく全盛期の、俺が憧れた棚橋弘至でもっと向かってこいよ!と言う感情で闘ったのではないかと思われます。
それを前面に出し過ぎたのか、棚橋ももうお前に負けられないといつも以上の気持ちで試合をしていた様に見えます。
最後は、電光石火のスモールパッケージ!
内藤から薄氷の大逆転勝利を奪った棚橋が『G1』制覇を堂々宣言!!
【7.24大田区結果】
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 24, 2022
フィニッシュはデスティーノで決めにきたところで、棚橋の一瞬の切り返し!スモールパッケージホールドで勝利(22分22秒)
これは丸め込みだからということでなく棚橋弘至の執念が生んだ勝利でしょう。
それが分かるのがバックステージで涙声になりながらのコメントに現れています。
棚橋弘至
(対内藤戦5年振りの勝利に)それぐらい差があったんだと思います。
俺が内藤戦で一番憶えている試合はいっぱいあるけども、2010年の10月の両国で、内藤と両国でシングルでタイトル(マッチ)やって、俺が内藤の手を挙げて、『これから俺らで盛り上げてくぞ』って言ったのが恥ずかしいぐらい内藤の活躍があって。
ただ今日一つ勝ったことで、何かが済んで、何かが始まった気がします(抜粋)
引用:新日本プロレス公式サイト
一方の内藤哲也は、連敗により非常に厳しい状況となり4連勝しても4勝2敗。
自力優勝はほぼ消滅し、直接対決勝利などのアドバンテージなどが発動するかどうかでしょう。
内藤「だいぶ追い詰められてきたな。今、俺に出来ることは残り試合を全て勝つこと。1%でも可能性が残っているのであれば、俺はこの『G1 CLIMAX』優勝、そして2023年1月4日東京ドーム大会のメインイベント目指しますよ。俺の夏はまだまだ終わらないぜ、カブロン!!」
全文は
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ブロック突破ラインが3勝3敗まで下がることはないでしょうから他の選手の星取りに影響されます。
それでも、今年のG1に優勝し、来年の14東京ドームのメインを目標に置いている内藤哲也。
代名詞とも言える “逆転の内藤哲也” を見せられるのか!?