引退したマンモス西の引退パーティーを丹下ジムで開く
新年を無事に迎えることができた矢吹丈。
カーロス・リベラ戦でのダメージと疲労、それに安堵感からか、目覚めてもすっきり目が醒めない。
段平は、今は一時的な “パンチドランカー状態”だと言うが、今思えば、この時がジョーにとって初めてのパンチドランカー症候群だったのかもしれない・・・
白木ジムの新年パーティーをジョーの体調不良で断り、丹下ジムの3人水入らずでお雑煮を食べた後、棚上げしていた、マンモス西(西寛一)の引退パーティーを開くことを計画する。
のりちゃんや、チビ連、ドヤ街の人たちを呼んで、丹下ジムで盛大に引退式を盛り上げる。
丹下ジムの途上で、ジョーは西の引退を聞き白木葉子から花束を受け取ると、偶然にものりちゃんも現れて、葉子と紀子がジョーを中心にニアミスする。
ハラハラするのは、見てる側だけで肝心のジョーは全く気づいておらず(笑)
西は、最後の挨拶、頼みとしてジョーに生涯最後のスパーリングを懇願する。
大好きなボクシングへの未練を断ち切るため、にスパーを頼むとジョーは快くOKを出す。
ジョーの強烈なパンチを喰らった西は、涙ながらに叫ぶ。
「おっちゃん、ジョーがある限り、丹下ジムは永遠に不滅でっせ!!」
マンモス西も最後の3分間に、ありったけのパワーと気持ちを乗せてジョーに拳を見舞う。
“赤コーナー 丹下ジム所属、泪橋ヘビー級チャンピオン・マンモス西~!”
放送日:1981年1月5日 視聴率:9.9%