web analytics

【あしたのジョー2】第29話 初防衛なるか・・・矢吹丈

あしたのジョー2
スポンサーリンク

ホセの眼前で東洋初防衛戦

ホセ・メンドーサに失神KOを喫したあの日から、矢吹ジョーの魂は燃え尽きることを知らなかった。

頭から離れぬ王者の影を追い払うように、ジムで、砂浜で、ひたすらに汗を流す。

迫る初防衛戦も、すべてはホセへ続く道――その想いがジョーを突き動かしていた。

そんな折、偶然目にしたのは、家族と共に過ごすホセの姿であり、そして白木葉子の姿もあった。

葉子がビジネスでホセと行動を共にしていることを知り、ジョーの胸に複雑な感情がよぎるも、迷いを断ち切るようにロードワークで走り去った。

迎えたハワイの夜。初防衛戦のリングに上がるジョーの前に、プレゼンターとして現れたのはまさかのホセ・メンドーサ。

王者の眼差しに火を点けられたジョーは、抑えきれぬ激情を爆発させ、観衆の前で吠えた。「二ラウンドでKOしてみせる!」その言葉は対戦相手ではなく、ホセに叩きつけられた挑戦状だった。

だがリングに立ちはだかったのは、長身のアウトボクサー、ウスマン・ソムキッド。

巧みな距離感でジョーを翻弄し、逆に追い込んでいく。KO宣言が果たせぬまま時間が過ぎれば、観衆は怒号と罵声を浴びせ、ついには物が飛び交う大混乱。

丹下段平は身を挺してジョーを庇い、その姿を見つつも、再び、「今度は三ラウンドだ!」観衆をさらに挑発するような叫びとともに、ジョーは一気に猛攻を仕掛ける。

しかし、魂を燃やした拳はついにソムキッドをなぎ倒し、宣言通りの三ラウンドKOを実現!

歓声渦巻くリングの上、去りゆくホセに向かって全身全霊で吠える。

「あんたの次の挑戦者はこの俺だ!――Next You!」

波がさざめくハワイの夜、矢吹ジョーの熱き闘志は、確かに王者ホセへと突き刺さった。

コメント