ジョーの減量苦が初めてクローズアップ
東洋太平洋5位のウスマン・ソムキットを1ラウンドKOと圧勝。
カーロスの行方は気になるも、練習で振り払おうとトレーニングに没頭するジョーだが、実はもう一つ大きな問題を抱えていた。
ジョーが、体重計に乗ると、バンタムのリミットいっぱいいっぱいか、あるいはオーバーしている状況。
16話にして初めて、この後、散々、苦しめられるジョーの減量苦について明かされる。
丹下段平は、ジョーが最近、より無口になったと異変には気づくも、丹下ジム唯一にして最大の選手である矢吹丈のウェイトオーバーに気づかないとは・・・おっつぁん、あんた、何やってんだよ(笑)
16話には、不良ルポライターとも言える、須賀清も初登場。 須賀・・・菅・・・しっかりしてよ!
須賀は、後々もちょくちょく現れては、ジョーに情報を流したり、白木葉子とホセ戦実現へ動いたりします。
雰囲気的には、どちらもアウトロー気質なので、ゴロマキ権藤に似ている。
須賀から、白木葉子が、ホセ・メンドーサ対カーロス・リベラの世界戦のビデオの入手したと聞きつけ、白木邸に向かうジョー。
カーロスのファイトに苦悩するジョー
この時、ホセ・メンドーサの顔を見たジョーだが、大きく感じるものがあった模様。
カーロスの大振りが目立つファイトスタイルを見て、自分との試合で”既に壊れていた”と思い、苦悩する。
ホセが一方的に試合を優勢に進めて、トドメの一発は、後に判明する必殺のコークスクリューブロー!
この試合を見た後、ジョーははっきりと決意する。
今迄は、カーロスが気がかりでホセがどうこうという感じで無かったが、初めてホセの試合を見て、”俺はこのホセと闘ってやる、そのために最速で昇り詰めてやろうじゃないか!” 新たな目標、野心を燃やす。
お馴染みとなった白木葉子プロデュース(笑)で東洋3位のタニー・アロンゾ戦を後楽園ホールで迎える。
初めこそ考えごと?をしていた隙にダウンを奪われるジョーだが、その後は圧倒的なラッシュで2連続で1ラウンドKOを決める死神ジョー!
丹下段平がジョーの勝利に浮かれまくっている中、ジョーは一人呟く。
「(ホセ戦まで)遠いな・・・それでもまだ遠いぜ」
本放送 1981年1月26日 視聴率 8.2%