ザックとの至極の5分間のエキシビションマッチ
10.21 日本武道館大会。
G1クライマックス決勝戦を大注目していた時に、ザ・レスラー柴田勝頼がザック・セイバーJrとの5分間のグラップリング・ルールでエキシビションマッチを行う。
余りにもサプライズだったので、観客と解説席の驚きようが物語っている。
5分間という通常のプロレスの試合だと序盤も序盤の攻防が、柴田とザックの5分間には濃密過ぎる程の攻防が含まれてました。
両者が目まぐるしく速く動き回り、打撃がなくてもあれだけ面白いんだということを実際に分かりました。
柴田勝頼はその日の試合、現状などについて新日本プロレスのオフィシャルでインタビュー受けています。
ザックが優勝決定戦に進んでいれば、あの日の試合は無かった訳であり、ザック以外は考えられなかったということです。
しかも、柴田の黒に合わせて、ザックの白のコスチュームも柴田が業者に制作を依頼したようです。
それだけ、サブミッション・マスターのザックを信頼し、(試合をぶち壊す行為も多い)エキシビションマッチの5分間は最近の新日本マットへのアンチテーゼでもあると話してます。
名前こそ出していないものの、大半はEVIL一派の試合であったり、ソウルメイトであるKENTAの一部の試合も含まれているかもしれません。
柴田勝頼
(今回のグラップリングルールは)自分の駒を進める大きな第一歩であり、目に見えない0から1というカタチにできたのはすごく手応えがありました。
ホント3歩進んで2歩下がるじゃないですけど、一歩ずつ一歩ずつ4年半かけて辿り着いた場所なんです。
あのリングは(抜粋)
出典引用:新日本プロレス公式サイト
あの日の試合は、柴田にとって、4年半眠ってた細胞が目覚めるぐらいの医学では説明できない程の力をもらったと、それだけプロレスには力があると語ります。
ファンにとっても、プロレスを見ることで、チカラをもらい、身体を動かしたり考えることで脳が活性化されます。
プロレスのチカラに限界はありません。
柴田は自身のコンディションも承知の上で、今後もグラップリングルールでの試合はあるか?との問いに、”可能性は全然あるんじゃないですか、自分はリング好きですから”と話す、ザ・レスラーの再登場をこれからも期待します。