ストップ・ザ・後藤革命
「IWGP世界王者 後藤洋央紀が初挑戦の若武者 カラム・ニューマンを退けて、V5を達成。
しかし、王者に休息なし、サブミッション・アーティスト ザック・セイバー・ジュニアの次期挑戦が決定!
【日本時間・5月10日(土)オンタリオ大会・全カード決定】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 5, 2025
ダブルメインイベントでIWGP世界ヘビー級選手権・後藤vsザック!
STRONG女子選手権・モネvsAZMvs白川の3WAYマッチ!!https://t.co/rcc3YDFMvE
★5.9オンタリオ大会PPVのご購入はコチラから
⇒https://t.co/Kk9lTgJ4fb#njResurgence pic.twitter.com/xfXoHzPoql
IWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀が、順調に防衛記録を伸ばしている。
だが、ファンや関係者の間では、彼の“防衛ロード”に対して手放しでは賞賛できない空気も漂い始めている。
確かに数字の上では「連続防衛」という結果がついてくる。
しかしその内容を振り返ってみると、対戦相手にはすでに一線を退いていた、あるいは引退表明選手、キャリア的にも発展途上の若手選手が多く、いわゆる“勝って当然”のマッチアップが続いているというのが実情だ。
唯一、デビッド・フィンレーとの防衛戦はそれらとは違い、王者としての実力と力強さを見せてくれた。
それでもどの試合も熱戦であり、その中で防衛を継続している荒武者ですが、どうしても看過できないなんとかしてほしいことがある。
試合後には毎度のように、リング上で子供との触れ合いといった“お披露目会”が展開され、「リングはプロレスラーの戦場ではないのだろうか」と思ってならない。
ファンとすれば、なぜに素人の子供を試合後に見せられなけりゃならないのか。
創立者のアントニオ猪木も、息子がレスラーの藤波辰巳も、現社長の棚橋弘至だってそんな生温かいなんてやっていないし、”安全面”からのリスキーとは思わないのだろうか。
それだけにもう革命終わって欲しいと思う中で、ついに次なる挑戦者が動きを見せた。
ザック・セイバーJr.、そしてその後には鷹木信悟が名乗りを上げたのである。
ZSJ「王者として『DOMINION』を迎える。来週のオンタリオ『Resurgence』カリフォルニアで挑戦だ。過去カリフォルニアでトーナメントを優勝した事もあるし、王座の1つ2つ獲った事もある(中略)そして『DOMINION』では、俺が“ドラゴン野郎”から挑戦を受ける」https://t.co/56zIVgA4Jj#njDONTAKU pic.twitter.com/8mm6lRXmjZ
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 4, 2025
ザックは、言わずと知れたテクニカルレスリングの鬼才。
実際、後藤に王座を奪われた因縁もあり、今回の挑戦には雪辱を期す強い思いが込められている。
言葉よりも技術で語るそのスタイルで、後藤の“防衛街道”に待ったをかける可能性は十分だ。
そして鷹木信悟。彼の登場にはまた別の意味がある。
所属するロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)は、絶対的リーダーだった内藤哲也の新日本プロレス退団という激震で、ユニット自体消滅といか解散のようだ。
今後のユニットの方向性すら見えない不安定な状況の中、鷹木は逆にその混沌を力に変えるかのように存在感を強めている。
【新日本】辻陽太が上村とのライバル対決制しV4 内藤とBUSHIに「俺たちは制御不能を忘れない」|東スポWEB #njpwhttps://t.co/Now4iOm3ut
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) May 4, 2025
ヘビー級転向以降、鷹木が見せてきた剛腕と爆発力は誰もが認めるところ。
カリスマ的な求心力を持ち、王座戦線での実績も十分な鷹木が次次期挑戦者として名乗りを上げたことは、後藤にとって大きな脅威となるはずだ。
いわば、ザックと鷹木という対照的な“真の強敵”が、後藤の前に立ちはだかろうとしているのである。
果たして、“後藤革命”と言われるこの防衛ロードを、ザックが止めるのか。
あるいは、鷹木信悟の熱き龍魂が王座を引き寄せるのか、要注目だ!!