ゴルゴ13スピンオフシリーズ
米国、中国、ロシア──そしてCIAやMI6までもが恐れる超一流の暗殺者ゴルゴ13。どんな依頼であろうとも、必ず遂行する“超A級スナイパー”として世界中にその名を轟かせている。
しかし、完璧な男ゴルゴといえども、必要とされる特殊兵装の製作までを自ら行うわけではない。極限の状況を突破するには、精密に調整された銃器、時に常識外れの改造が必要になる。
そこで、ときおり本編に現れ、ゴルゴの無理難題を黙々とこなし、しかも一度たりとも失敗したことのない男がいる。武器職人──ガンスミスの デイブ・マッカートニー(Dave McCartney) だ。
ゴルゴ13という長寿シリーズにおいて、複数回登場する人物は極端に少ない。
だがデイブは例外で、シリーズの中でも希少な“常連”のひとりだ。
それはひとえに、ゴルゴが彼を絶対的に信頼している証拠であり、さらにデイブ自身の腕前が、国家レベルの陰謀すら左右してきたからにほかならない。
たとえば本編では、ゴルゴのためにわずか数日の猶予で精密銃を組み上げたり、通常の銃器では実現不可能な射撃条件を満たす特殊改造を施したりと、職人技の極致ともいえる活躍を見せてきた。
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『ゴルゴ13スペシャルエディション1 デイブ・マッカートニーの仕事』
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— ビッグコミック編集部 (@bigcomic_mg) September 11, 2022
難儀な条件であればあるほど静かに燃える“クラフトマン魂”。依頼内容に驚くことも、疑問を挟むこともなく、ただ黙々と最高の武器を仕上げる姿は、ゴルゴに匹敵するほど孤高のプロフェッショナルである。
しかし、本編でのデイブの登場は多くの場合、わずか数ページ。背景、素性、生き様までは深く語られないまま、ゴルゴの影のサポートとして、淡々と去っていく。
そのため読者に強烈な印象を残しながらも、謎のベールに包まれたキャラクターだった。
そんな彼の人生と職人としての流儀に焦点を当てたのが、ついに始動した 「ゴルゴ13 スピンオフシリーズ 武器職人(ガンスミス)デイブ」 である。
このスピンオフでは、デイブの経歴、若き日の修行、彼がいかにしてゴルゴに認められる“世界最高の武器職人”となったのかが描かれる。表
舞台に立つことのない裏方のプロが、なぜ超一流の暗殺者から絶対の信頼を勝ち得たのか──本編では決して語られなかった“デイブの作品”ともいえる武器製作のドラマが展開する。
とくに、初スピンオフ連載として刊行されたシリーズ第1巻
『ゴルゴ13 スピンオフシリーズ1 武器職人(ガンスミス)デイブ』
では、ゴルゴから依頼を受けたデイブが、限られた時間と資材の中でどのように問題を解決していくのか、その職人ぶりにたっぷりと迫っている。
本編で見せた“神の手”の裏側が、ようやく明らかになるのだ。
ゴルゴ13はエピソードによって、チラっと出てくるが、顔は明らかにされないが間違いない、死神と言えるのは彼だけなのだから。
「仕事」が終わったあとの、”名残り” ゴルゴ本編よりもある意味、味わい深い様な気もする。
ゴルゴ13の世界を支える影の専門家。その静かなる矜持と技術の結晶を知るには、まずこの第1巻がおすすめだ。
ゴルゴの銃を支え続ける男──デイブ・マッカートニーという職人の全貌が、ついに読者の前に姿を現す。
“(デイブのことを)死神と呼ぶやつもいるが、そいつは本当の死神を見たことない奴の台詞だ”

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