ダブルメインのオオトリも実に面白かった
試合前の煽りや舌戦を見たところでは、実力は勿論、話術巧者の内藤哲也や鷹木信悟、拳王らがいる、ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポン対金剛の方が試合自体も面白い!だろうと思ってました。
しかし、実際にダブルメインの2試合目をワープロで見ると、いやいやどうしてオオトリも見ごたえ抜群で、実に面白かった!
オカダカズチカの清宮海斗に対する実に手厳しい言葉の数々・・”調子に乗ってんじゃねぇぞ!! “や”こんなんで泣いてんじゃねぇぞ!”辛辣発言に徹します。
試合後の清宮の号泣が大きくクローズアップされている分、試合は武藤敬司がいるにせよ、新日本サイドの横綱相撲的な試合を連想させます。
しかしながら、実際に見ると、清宮は熱望していたオカダに対し、実に果敢に攻め込んでいきます。
オカダのお株を奪うような、打点が非常に高いドロップキックやジャンピング・ニーパット。
やたらと垂直落下のジャーマンに決め技のタイガースープレックスホールドもオカダに叩き込む。
元新日本プロレスの武藤敬司もオカダに棚橋にとドラゴン・スクリューできりきり舞いさせ、平成の対抗戦の最高峰と言える10.9メインの伝説の決まり手・足四の字固めを棚橋に決める胸アツの展開を演出します!
やっぱりプロレスって
いいな。 pic.twitter.com/05w23GykP1— 武藤 敬司 (@muto_keiji) January 8, 2022
棚橋は武藤に逆ドラスクや、スリングブレイド等を決めるもサポートに徹していた様に見えます。
そして、オカダカズチカは50周年を牽引する王者然たる姿勢で、強烈なエルボーパッドに、場外DDT、最後は必殺のレインメーカーを強烈に清宮に叩き込みます(24分34秒)
それでも動き的には清宮が一番スピードがあったし、解説の蝶野正洋も他の3人が脅威に感じてるであろうと、評価しています。
解説に対抗戦経験者であり、時代を築いてきた超一流の小橋建太と蝶野正洋の二人がいたことも大会に重厚感を出してます。
小橋が話す “20代、30代、40代、50代のチャンピオン経験者がリングに揃っているリングの中で、ノアの後輩である清宮が何を見せるのか?”
プロレスファンで知らないという人がいたら逆に教えて欲しい(笑)闘魂三銃士の二人である蝶野正洋と武藤敬司。
武藤敬司の足四の字固めは、”自分の技になっている、見よう見まねでない自分の型が出来ている”の発言に、これは経験者にしか、盟友にしか出来ない解説だと唸らせます。
試合を見終わって感じたのが、オカダカズチカは現在は足元にも及ばないにせよ、ノアのホープ・清宮海斗に対し、”新日本に武者修行に来たらいい”発言からも将来のライバルになり得るとも考えているかもしれない。
そして、武藤敬司とオカダカズチカの非常に短いながらも密度の高すぎる攻防。
オカダのレインメーカーを前転して躱したのは個人的には初めて見たし、その後の間髪入れずのシャイニング・ウィザードは非常にはやかった!
武藤敬司vsオカダカズチカは新日本プロレス50周年のスーパーカードとして、どこかのドームで実現すべきカードじゃないと思わせます。
【“新日本vsノア”禁断の対抗戦!】
第9試合
・オカダ・カズチカ&棚橋弘至
・武藤敬司&清宮海斗
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#プロレスのチカラ #njpw #noah_ghc pic.twitter.com/r4GHD9Jo5g— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 9, 2022
プロレスは、試合して終わりの他のスポーツとは違い、試合前・試合・試合後、点を線に変えての、ファンのイマジネーションを膨らませていくのが一番、面白いと言われているところです。
その中でもこの試合は、試合内容も高かったし、”これからを、この先” を想像させるに十二分過ぎるほどの素晴らしい試合であり面白かった!