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【あしたのジョー2】第23話 感想 燃える野獣と・・・氷

あしたのジョー2
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金竜飛 壮絶な過去

不朽の名作「あしたのジョー」といえば、減量の苦しみが物語の一つの象徴でもあります。

 

力石徹がバンタム級に階級を下げるために挑んだ壮絶な減量は、今も語り継がれる名シーン。

 

しかし、矢吹ジョー自身もまた、成長した体型をバンタム級にとどめるため、常に減量との戦いを強いられていました。

 

その減量のピークが訪れたのは、韓国の実力者・金竜飛との東洋太平洋タイトルマッチでした。

 

蔵前国技館(現・両国国技館)での王座戦を控え、ジョーは激烈な減量を乗り越え、試合への準備を進めていました。

 

そんな中、ジョーは偶然にもレストランで対戦相手の金竜飛と遭遇します。

そこで語られたのは、金が奇跡的に生き延びた朝鮮戦争の壮絶な体験でした。

 

戦火の中、飢えと恐怖に耐え抜いた金の過去は、ジョーにとって衝撃的なものでした。

 

朝鮮戦争は、1950年に勃発した朝鮮半島を舞台とする激しい戦争です。

 

南北分断の悲劇の中、多くの人々が命を落とし、金竜飛もまたその戦火をくぐり抜けた一人でした。

 

戦時中、食べることすらままならなかった金の話を聞いたジョー。

 

満腹ボクサーとまで揶揄されていた自分との対比に、思わず「どうにも勝てる気がしねぇ…」とつぶやきます。

 

金竜飛にその意図はなかったにせよ、ジョーの心に深く刻まれたその言葉。

 

力石やカーロスといった強敵たちがいた黄金バンタム級…果たしてジョーは王座戦から生還できるのか。

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