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SPY×FAMILYが面白い!ロイドorアーニャ?主人公は一人じゃない!?

漫画
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偽りだけど偽りじゃない

近年の漫画やアニメ作品の中でも、ここまで温かく、そしてユニークな世界観で多くの人々の心を掴んでいる作品はなかなかないのではないでしょうか。

私は『SPY×FAMILY』という作品に出会い、それまであまり関心を持ってこなかった“子どもが主要キャラクター”となるジャンルに対して、新しい感情が芽生えるのを感じました。

この作品の最大の特徴は、なんといっても“主役がひとりではない”という点にあります。

魅力的なキャラ満載ですが、ドラゴンボールなら孫悟空、キン肉マンならキン肉マンとすんなり出てきます。

ですが、物語の中心にはスパイであるロイド・フォージャーと、その“娘”であるアーニャ・フォージャーがいます。彼らは一見、どこにでもいる温かい家族のように見えますが、実はそれぞれに重大な秘密を抱えています。

ロイドは敏腕スパイ「黄昏」として任務に命を懸ける男。アーニャは超能力によって人の心が読める少女。

そして、家族に欠かせない“母親”役として加わるヨルは、表の顔は公務員ながら、裏では暗殺者という二重生活を送っています。

この三人が互いの正体を知らぬまま、“仮初めの家族”として一つ屋根の下で生活しているという設定は、まさに本作ならではの独特なスリルと温かさを同時に生み出しています。

その中でも、私がとりわけ心惹かれるのが、アーニャの存在です。まだ幼い彼女が、特殊能力ゆえに両親の心の声を読めてしまうという設定は、しばしばコミカルな演出にもなりますが、同時に切なく、そして感動的でもあります。

大人たちが口に出さずとも抱えている不安や葛藤を、アーニャは心の中で知ってしまう。

けれども彼女は、それを決して軽々しく扱うことなく、自分なりに考え、時に空回りしながらも「家族をうまくやっていきたい」という一心で行動しているのです。そんな彼女の姿に、ふと胸が熱くなる瞬間が何度もありました。

私はこれまで、あまり“子どもが中心に活躍する物語”に対して積極的ではありませんでした。

いわゆる少年漫画や青年漫画の中で、シリアスなバトルやドラマを好む傾向があったのです。

しかし、『SPY×FAMILY』に触れてからというもの、心のどこかに「ほっこりする気持ち」「守ってあげたくなるような感情」が生まれるようになりました。

アーニャの舌足らずな言い回しや、ちょっとズレた行動にも思わず笑ってしまいますし、彼女が一生懸命“家族”としての役割を果たそうとする健気な姿には、自然と「頑張れ!」と応援したくなるのです。

気づけば、自分の中に「優しくなりたい」と思う気持ちが少し芽生えていたことに驚きました。

また、この作品は単なるハートフルストーリーではなく、スパイアクション、サスペンス、コメディといった様々な要素が絶妙なバランスで融合しています。大人も夢中になれる作り込みが随所に見られ、読み進めるたびに「次はどうなるのか」とワクワクさせられます。

まぁまぁ、ボンド(犬)や、モジャモジャの回も好きです(笑)

現在も絶賛連載中であり、今後の展開にも大いに期待しています。ロイドが抱える任務と家族との間に揺れる心情、ヨルが“母”としての自覚に目覚めていく過程、そしてアーニャがさらに成長し、“家族”を繋ぐ鍵としてどう動いていくのか――どのキャラクターにも、目が離せません。

アニメも制作されてるだけに、映像からなど間口も広い作品です。

『SPY×FAMILY』という作品に出会えたことは、自分にとってとても大きな収穫でした。

今ではすっかり“あったかいですねぇ(笑)”と思わず口にしたくなるような、日々の癒しのひとつになっています。これからも、アーニャの活躍と、その小さな体で支える偽りの家族の絆を、温かい目で見守り続けたいと思います。

あざざます(笑)

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