NXTではなくWWE!
新日本プロレスで、ジュニアだろうがヘビーだろうが、とにかく暴れまくってきた男が、しばしの潜伏期間を経て、まさかのWWEへ。
しかもですよ。
NXTを経由せず、いきなりメインロースター級の舞台へ!
いや、飛ばすなあ!
アスカ、イヨ・スカイ、そして中邑真輔も、NXTを経てWWEで名前を大きくしていったわけですから、これはかなりの大抜擢。
新リングネームは「KYOKI」。
……KYOKIです。
一方、元新日本プロレスのEVILが「NARAKU」としてNXTで大暴れしている。
WWE首脳部、日本語のチョイスがちょっと攻めすぎなんですよ。
ただ、ヒロムの実績を考えれば、この扱いも納得ではあります。
高橋ヒロムといえば、新日本ジュニアを代表するスーパースター。
BOSJを3年連続!で制し、IWGPジュニアヘビー級王座を何度も争い、KUSHIDA、エル・デスペラード、石森太二、YOH……数々の強敵と名勝負を繰り広げてきた。
そして何より、ジュニアの枠に収まらない。
ヘビー級の選手にも噛みつき、タイトル戦線にも乗り込み、クラス分けを取っ払ってきた!
師匠であるロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也とWTLを制し、IWGPタッグ王座にも戴冠した。
「ジュニアだから」という言い訳を、一番嫌っていた男じゃないでしょうか。
だからこそ、WWEでも期待したい。
……いや、期待するしかないでしょう!
ただし、心配もある。
いきなりWWEの本隊級で結果を求められるのは、華々しい反面、かなりのハードルです。
最近のWWEを見ても、鳴り物入りで登場した選手が、いつの間にか画面から消えていることがある。
「この選手、どこ行った?」
「さあ……」
「さあじゃないんですよ!」
そんなことが普通にある世界です。
ファンは、JCマテオことジェフ・コブが力を出し切れなかったのを知っている。
ルックスもフィジカルも言語も問題ないであろうブレイク・モンロー。
あんなにプロモで煽ったのにまともに試合も組まれず何故か、ジュリアばかり狙っている不完全燃焼な扱い。
それだけに個人的には、NXTで一度じっくり暴れる高橋ヒロムも見てみたかった。
現在NXTで奮闘するNARAKUとの絡みなんて、絶対に面白い。
「NARAKU vs KYOKI」。
名前だけで既に危ない。
ただ、もう決まった以上、ここは前を向きたい。
そして、その相棒となるのが中邑真輔。
これがまた面白い。
新日本で同じリングに立ち、WWEでもそれぞれの道を歩んできた二人が、ここで合流する。
中邑の独特な存在感に、ヒロムの爆発力。
静と動……と言いたいところですが、ヒロムが動きすぎるんですよ。
中邑が「……」
ヒロムが「うおおおお!」
ぐらいの温度差でもおかしくない。
そしてターゲットは、タマ・トンガ&タンガ・ロアらMFT。
ここからWWEで、どこまで存在感を出せるのか。
もちろん、WWEユニバースにとっては、まだ「高橋ヒロム」という名前が新鮮かもしれない。
だからこそ、ここからが勝負。
日本では、すでに何度も証明してきた。
あの独特なキャラクター。
あのテンション。
あの危険な攻め。
そして、あれだけ激しい試合をしても、最後までリング上で自分を表現し続ける力。
高橋ヒロムには、それがある。
新日本には、ずっといてほしかった。
正直、そう思うファンも多いでしょう。
だからこそ、WWEへ行くなら、とことん暴れてほしい。
「日本で見られなくなった」
ではなく、
「WWEで、とんでもないことになってるぞ!」
と言わせてほしい。
KYOKIとしてWWEをかき回せ。
中邑真輔と合流して、もっと、もっと、もっと!
WWEユニバースに高橋ヒロム……いや、KYOKIの名前を叩き込め!
新日本ジュニアを背負ってきた男が、今度はWWEという巨大な舞台で何を見せるのか。
高橋ヒロムの次なる爆発へ、世界的に要注目!!
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