シャリア・ブル登場って
TVアニメ『ガンダムGQuuuuuux』の第1話をプライムビデオで見ました。
冒頭から、ザクの象徴的なモノアイが暗闇を切り裂くように描かれ、その時点で既に『機動戦士ガンダム』(いわゆる“ファーストガンダム”)を愛するファンとしては心をつかまれました。
そして驚いたのは、パイロットとしてではなく、意外な立ち位置で登場するシャリア・ブルの存在です。
彼は本来『機動戦士ガンダム』終盤に登場するニュータイプの象徴的キャラクターですが、その彼がこの物語の序盤から姿を見せることで、ただならぬ展開を予感させます。
プライムビデオで観ろ、と
ガンダムが言っている。― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(#ジークアクス )
4月9日(水) より、見放題《最速》配信決定!カラー×サンライズ
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さらに注目すべきは、初回のサブタイトルが「赤いガンダム」である点です。
これは『機動戦士Zガンダム』の第1話「黒いガンダム」への明らかなオマージュであり、シリーズファンにとっては思わずニヤリとしてしまう演出です。
このように、単なる懐古趣味にとどまらず、過去作の名シーンや構造を巧みに織り交ぜつつ、新しい文脈を提示してくれる点に、今作の企みの深さを感じました。
また、宇宙空間での赤いガンダムと白いガンダムの戦闘シーンは圧巻でした。
その構図と緊張感は、まさに『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』におけるGP01とGP02の死闘を彷彿とさせるもので、重量感あるモビルスーツ同士のぶつかり合いと、戦闘の緻密な描写が秀逸でした。
ファーストガンダムに始まり、Z、0083といった宇宙世紀作品群をベースにしながらも、それらの要素を単なる引用に終わらせず、巧みに再構成しているところが本作の魅力のひとつです。
本作は、ファーストガンダムの歴史的世界観を受け継ぎつつも、完全なパラレルワールドとして独自の世界を構築しているように感じられます。
既存のキャラクターや設定をあえて別の角度から描くことで、見慣れた要素に新鮮さを与え、同時にファンの想像力を刺激する作品になっているのではないでしょうか。
主人公のパイロットが少年であろうと少女であろうと、あるいは年齢や性別にとらわれない存在であったとしても、それが気にならないほど、世界観と演出に引き込まれる構成でした。
これは、キャラクターそのものの魅力以上に、作品が描こうとするテーマや戦いの意味が普遍的で、見る者の心に訴えかける力を持っているからだと感じます。
第1話からこれほどまでに“分かる人には分かる”仕掛けを多数散りばめつつ、新規視聴者にも分かりやすく展開していく構成は見事です。今後の展開がますます楽しみになる、期待以上のスタートでした。
ガンダム「ジークアクス」初回放送でトレンド1位
ニュータイプの音を聞いたマチュ…軍警ザク倒す▼第1話タイトルは「赤いガンダム」https://t.co/ghS7GxtdNn
次回予告内には赤い彗星・シャアの姿が
第2話「白いガンダム」ビギニングの内容か#GQuuuuuuX pic.twitter.com/o36dLSWjGt— ORICON NEWS【アニメ】 (@oricon_anime_) April 8, 2025
第2話は、あの赤い彗星 シャア・アズナブルが3倍の速さで登場しそうです!!
『ガンダムGQuuuuuux』が、ファーストガンダムを敬愛するファンにとっても、そして新しい世代の視聴者にとっても、それぞれに突き刺さりようで要注目です!!