2001年6月8日 大阪教育大学付属 池田小事件 遺族の20年
この事件が起きた時、大人の年齢ですが記憶にはありませんでした。
こんな残忍な事件が起きていたことが信じられませんが、本当に起きてしまったことです。
こんな小さい子らを無差別に殺めるなんて、人のやることではない。
番組の取材を受けた本郷さんの娘さんの優希さんは、刺された後も生きようと歩みを止めなかった。
優希ちゃんが将来なりたかった夢は学校の先生。
画面を通しても、先生になったいたらどうなっていただろうと思うぐらいですから、親であればそれはもう、言葉で表現できません。
母親の本郷さんも自ら生命を絶つことを考えたと言います。
それでも、人々に支えながら、生きることを選ぶ、とても苦しい選択でもあったと思います。
そして、自らが支えられたように、同じような境遇の人や、心に傷を負っている人たちとの対話をすることで生きる意味を探し続けていく。
対話や言葉、人と話すこと、本郷さんの行動で多くの人が救われたと思います。
そして、本郷さん自身も対話をすることで、寄り添うことで救われているのかもしれません。
本郷さんと同じように哀しみを持つ人々らと共に、訪れたひとたちが哀しみを開放できるような施設を開設します。
憎しみをどんなに持って、抱えても誰もが当たり前だと思うし、誰もがそう思います。
本郷さんは、その憎しみに捉われることで、自分の心まで失くしてしまうよりも、別の方向に向けることで、哀しみ、悲しみを抱える人たちと対話する、支える方向に向けています。
ストーリーズ・事件の涙を放送する、見る意味、もう二度とこういった悲劇が起きないように、事件を忘れないためにそのためにこの番組があるような気がします。