初代とII世がクロスオーバー
2025年現在、『キン肉マン』シリーズはその勢いを止めるどころか更に加速して、週刊プレイボーイ誌上にて『時間超人編』を大好評連載中。
そして、ゆでたまご先生に肉ファン念願の「完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編」アニメ化と、令和時代に再び黄金期を迎えております。
中でも長期連載があってこそのアニメ化であり、現在進行系、最大の敵として君臨する「時間超人編」
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— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) June 1, 2025
この「時間超人」というキーワードを耳にして、熱心なファンであれば思い出す作品があります。
そう、彼らの初登場は『初代・キン肉マン』本編ではなく、『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』にまでさかのぼります。
時間超人、初登場の衝撃
『究極の超人タッグ編』において初めて姿を現した時間超人は、ライトニングとサンダーの二人組として登場しました。
彼らは、「刻の神」や「五大刻」が登場する遥か前に、地球の超人界を震撼させる規格外のスケールを持つ敵として描かれました。
その残虐性と強さは、従来の敵とは一線を画すものでした。
キン肉マンII世世代の新世代超人たち・・・キン肉マンの息子・万太郎や、仮面の貴公子・ロビンマスクの息子であるケビンマスク、レジェンド・ブロッケンJrなどを散々に苦しめました。
究極の超人タッグ編の醍醐味
『究極の超人タッグ編』の魅力であり最大の見所は「初代キン肉マンのレジェンドたちとII世の超人たちの世代の邂逅・ジェネレーション クロスオーバー」ではないでしょうか。
たとえば、キン肉マンII世ことキン肉万太郎が、初代キン肉マンと共にリングに上がる姿は、当時の読者に強烈なインパクトを与えました。
また、アイドル超人たちの後継者が揃って登場し、それぞれが師匠たちの意志を継ぎながらも、己の信念を貫いて戦う姿は、新旧ファン問わず胸を熱くさせる展開でした。
そして、この時、Ⅱ世のパートナー、「間隙の救世主」としてキーキャラクターとなったのが、現在の時間超人編で颯爽とキン肉マンのピンチに登場したキン肉マン グレートⅢです。
時間超人編と究極タッグ編は繋がっている?
現在、本誌で連載中の『キン肉マン』本編においては、神々の存在がより明確に描かれ、さらに「五大刻」や「刻の神」など、時間を司る存在たちが表舞台に現れ始めました。
そして、時間超人たちは再び姿を現し、キン肉マンたちに新たな試練を与えています。
特筆すべきは、キン肉マンのパートナーとして登場したキン肉マングレートⅢの存在です。
その正体については、当時の読者の間でさまざまな議論が交わされましたが、現在連載中の『キン肉マン』本編で描かれる「時間超人編」と照らし合わせることで、彼の正体や目的について新たな考察が可能となっています。
音楽制作APAZZIさんです!
— 【公式】キン肉マン漫画スタッフ(集英社) (@kinnikuman_pr) April 3, 2025
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この展開を理解するうえで、『究極の超人タッグ編』を読み直すことは極めて有効です。
彼ら時間超人の「目的」や「思想」、「過去の戦い」などが、あの物語にすでに埋め込まれていたことに気づかされるからです。
振り返れば『究極の超人タッグ編』は、今まさに描かれている時間超人編の壮大なプレリュードとも言える重要なヒストリーだったかもしれません。
世代を越えて燃え上がるキン肉マン
『キン肉マンII世』本編や『究極の超人タッグ編』は、現在も週プレNEWSにて随時再掲載・追っかけ連載されています。
連載当時に読んでいたファンはもちろん、最近の時間超人編や完璧超人オリジン編アニメ化をきっかけにキン肉マンに触れた新規読者にとっても、過去作の理解は作品をより深く楽しむための糧となります。
昭和の時代から愛され、平成で進化し、そして令和の時代に再び絶頂を迎えた『キン肉マン』。その歴史の中で、時間超人はシリーズ全体の“縦軸”として機能し始めています。
そして今――キン肉マンと時間超人たちの決着の時が迫る中で、『究極の超人タッグ編』は、その伏線を張り巡らせた“もうひとつの本編”として、新たな輝きを放っており、キン肉マン クロニクルとして絶対に欠かせない作品でしょう!!