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結成当初のロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンもHOT並みにワルかった!?

内藤哲也
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尖りまくっていた制御不能なカリスマ

偶然、CSでワールドプロレスリング完全版#110を見て驚いた(2016.5.3福岡国際センター)

 

何に驚いたかというと結成当初のロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンのワルさ、制御不能なヤツら振りにだ。

 

この時のパレハは、EVIL、BUSHI、SANADAであり、まだヒロムも鷹木の影もまったくない頃。

 

EVILは邪悪の王だけに威厳ある杖(というか槍?)を持って入場してたし、SANADAに至っては黒バット持ってた(笑)

 

そして、この日のメインがIWGPヘビー級選手権 内藤哲也対石井智宏

 

内藤哲也は初防衛戦であり、石井にとっては初のIWGPヘビー初挑戦の試合。

 

セコンドにはLIJがEVILとBUSHI、SANADAは自身の試合直後でセコンドには付かず。

 

CHAOS側は、外道とSANADAと試合した直後にもかかわらず、コスチューム姿でセコンドに付いたオカダカズチカ!

 

背景的には、オカダカズチカ、後藤洋央紀とCHAOS勢が、LIJに連敗中であり、石井が最後の砦と言えた。

 

試合展開は、EVILやBUSHIがリング外で試合に直々、介入してくるし、リングには入らないだろうと思いきや、雪崩れ込んできた。

 

お馴染みの海野レフェリークラッシュから(笑)パレハが入ってきて攻撃と、今のLIJからは信じられないダーティープレーが繰り広げられる。

 

これを見る限り、”そういうこと” が必要ないLIJから、EVILが抜けて、ハウス・オブ・トーチャーを結成したのもよく分かる。

 

そして、HOTを結成して、少しは丸くなるどころか、更にヒールファイトに磨きをかける辺り、賛否の否しかないと思われるが、ある意味、スゴイと思うしかない。

 

 

この間の2023.10.9 両国でのIWGP世界ヘビー SANADA対EVIL戦がHOTワールドの完成形かもしれない。

 

話をメインにIWGPヘビーに戻すと、ダーティープレーはあるのだが、この試合自体が無茶苦茶に面白い!

 

内藤の石井への首への攻撃に、石井の内藤への膝攻撃や落下系の技がとにかくエグイし、試合結果知ってるのに、声が出てしまったほどだ(笑)

 

危険な技が最高という意味では勿論、違うワケであれだけ攻め込まれても立ち上がってくる鍛え方がスゴい。

 

ゲスト解説には逸材 棚橋さんがいるのだが、内藤も意識しまくってたし、逸材さんも今より尖っており、技のエグさに感嘆していた。

 

棚橋さんも初めて見たとコメントした、石井が繰り出した膝を交差してのクロスニークラッシャー!

 

更には、相手を通常の向きとは逆にした石井の垂直落下式ブレーンバスター。

 

カリスマも負けじと、こんなグロリア見たことないぞ!と思う程の垂直落下具合に、今じゃ見せないジャーマンや、後頭部へのミサイルキック。

 

試合時時間は実に30分33秒(デスティーノで決着)とうロングマッチにも関わらず、全く長さを感じさせない面白さだった。

 

この試合のゲスト解説には、山崎一夫氏、90年代のワープロの解説には欠かせない柴田惣一氏にいたが、両者共に絶賛してた。

 

試合後のリング上のマイクでは、今では見られない木谷オーナー批判(笑)に始まり、最後は勿論、”デ・ハポン” の大合唱の最高のフルコース。

 

バクステでは、壮絶過ぎる試合且つあれほどに膝を責められたにも関わらず、”消化試合” と言ってしまう制御不能発言と兎に角、面白かった。

 

今、このことを話しても、ピンとこない人は多いと思われるも、2024年1月4日、現LIJの内藤哲也と元LIJのSANADAが試合をするシチュエーション。

 

 

そして、パレハの一人に過ぎなかったSANADAが王者で、内藤が挑戦するプロレスでしか味わえないようなドラマ。

 

これって夢ありませんか?

 

NJPW WORLDでもCSでも動画サイトでも “内藤哲也対石井智宏 ” を見ることがあれば、マジでこの試合、面白いな!!って思うハズ。

 

それでも、”今を大切にする” 内藤哲也、LIJの現在が一番面白いのは言うまでもないでしょう。

 

・・・この日のバクステで、”アディオス” ではない、またな(さよなら)”アスタルエゴ” 覚えました(笑)